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排水規制について

2018年03月09日

中国においても主要環境汚染物質の排出総量削減に向けた努力が継続されており,排水では「化学的酸素要求量(COD)」「アンモニア性窒素(NH3-N)」が規制対象となっています。
環境の質をさらに向上させるため、生態環境の総合管理の強化および持続的な発展を実現するために,2016年に国務院、国家発展改革委員会、環境保護部など関連部署が共同で「“一三五”生態環境保護計画」を公布し,区域性汚染物質排出量削減として「全窒素(TN)」と「全燐(TP)」が預期性指標として削減目標に加わりました。

上記背景の中で,2017年8月に環境保護部から「61号文書」が公布されました。61号文書は「重点業種および重点地区の重点排汚企業に対する自動監測およびコントロール通知」で,重点地区重点業種で汚染物の自動監視測定を実施しようとするものです。この中で排水に関する新たな指導として「窒素燐排放重点企業に対する全窒素全燐計(TNTP計)の新規設置と環保局へのデータ伝送」が要求されています。これにより,全窒素全燐計の需要が急増しています。

※完成期限:2018年6月30日まで
※全窒素排放重点業種:窒素肥料製造,合成窒素等基礎化学原料製造,でんぷん製造,化学調味料製造,乳製品製造,酒類製造,飲料製造,染物,紙パルプ製造,家畜養殖,汚水集中処理施設など
※全燐排放重点業種:りん肥料製造,りん系農薬製造,無機リン化工業,でんぷん製造,酒類製造,飲料製造,自動車/半導体液晶パネル製造,汚水集中処理施設など

当社は全窒素全燐計「TNP-4200」を自社で開発、製造し,アフターサービスを含めて中国国内のお客様の規制対応や環境への取組みを支援します。
従来規制であるCODおよびNH3-Nについても,それぞれ自社開発製造品である「COD-4210」「NHN-4210」を販売しています。

【TNP-4200】

(1)メンテナンス負荷低減
・ロータリーバルブとシリンジポンプで駆動部が少ない。
・広いメンテスペースで試薬交換など作業が容易。

(2)安定稼動実現
・多数のセンサーで異常を監視。
・自動洗浄機能付き試料前処理器。
・汚れや詰まりを防ぐ内部配管洗浄機能を装備。

(3)多彩な機能
・内部メモリー20000件データ格納、USBで取出し可能。
・オフライン測定機能を装備。
・操作画面ロックで誤操作防止。

本製品についてのお問合せは以下までお気軽にご連絡ください。

島津企業管理(中国)有限公司 上海分公司
外資部  和田 充啓 <Michihiro Wada>
(Mobile Phone):13916104774
E-Mail:wadamiti@shimadzu.co.jp

 

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